訪問看護のススメ~訪問看護師ミホのブログ~

日々の訪問看護を通じて感じたことを皆さんに発信していきたいと思います♪

訪問看護で行える!アロマセラピーを使った看護ケア

みなさん、こんにちは!

今日は訪問看護で行えるアロマセラピーを使った看護ケアについてご紹介したいと思います。

患者さん宅に訪問看護に伺い、患者さんに清拭や足浴といった看護ケアを行う機会は非常に多いです。



( ↑こんなにオシャレな足浴はなかなかできませんが、イメージ画像です♪ )

先日訪問したAさん、お一人暮らしの上に、ご自宅の中も一人で動くのが難しい状態です。その日は暑かったので、Aさんは汗をかいていて、身体を拭きたいと希望されました。

そこでラベンダー精油を入れたお湯で身体を拭いて、足浴もしていただきました。
元々、香りがすごく好きなAさん、ラベンダー精油の香りを嗅ぐと『とってもいい香りね!』と素敵な笑顔を見せてくださいました。

足浴の後には『足浴ってこんなに気持ちいいのね♪』ととても喜んでくださいました(^O^)

ラベンダー精油を入れたお湯は殺菌抗菌作用があるので、お風呂に入れなくても身体を清潔に保ってくれる効果が期待できる上、身体をリラックスさせて痛みを感じにくくさせてくれる効果が期待できます。

また一方でティートリーは消臭効果があるので、お風呂に入れなくて、身体が汗臭くないか気になる…という方には、大変オススメです。

精油を入れたお湯でタオルを絞って、身体を拭くだけでも、患者さんにとてもサッパリした気分になっていただくことができます。

足浴や清拭も、たった2~3滴の精油をプラスするだけで、保清ケアとしてだけでなく、より爽快感を高め、患者さんの生きる意欲を高めるケアにもなるかもしれないと感じています。
 
ちなみに清拭を行う際にタオルを絞る洗面器に精油を加える場合は2滴、洗面器より大きめの足浴バケツに精油を加える場合は3滴が目安です。
できれば精油の原液が直接皮膚につかないように、精油を入れた後に手でお湯をよく混ぜるとよいでしょう。

お読みいただき、ありがとうございました!